からくりアンモラルってどんな本?
- あらすじ
- 初潮を迎えた自分の身体に苛立ちを覚える秋月は、妹の春菜になつくロボット・ヨハネが子犬をかわいがる様子を見て、ちょっとした悪戯を思いつくが……ペットロボットを介した性と生の目覚めを描いた表題作、タイムトラベルした少女が自我の認識を獲得する「あたしを愛したあたしたち」、セクサロイドが語る波瀾の生涯「レプリカント色ざんげ」ほか、性愛SF9篇。日本SF大賞ノミネートの、切なく凛々しい傑作短篇集。
その他情報
- 著者:森 奈津子
からくりアンモラルの口コミ・レビュー
「あとがきで作者はバイセクシャルであることを告白している。少女が好きらしい。
性的嗜好を創作の動機とするのは、大いに結構だ。
だが、そういう作家は世界が狭くなり、パターンが限られることが多い。SMの巨匠・団鬼六を見よ。
森奈津子は正反対だ。みんな変態で、みんな違う。似た話がひとつもない。これは驚くべきことだ。
思わぬ鉱脈だったな。しばらくこだわります。」
「女にしか共感できないとは思いますが、エロいです。私の理想のエロファンタジーです。」
「壮大な愛憎劇の果てに待ち受けるものは何かの『レプリカント色ざんげ』や、情けないヒモを父親に持った娘のてん末を描いた笑える『ナルキッソスの娘』が特に面白く読めました。」
「せつなさただようSF短編集。
狭義のSFにこだわる人は受け付けないかもしれませんが、この作品におけるSFはギミックに過ぎないと思います。
時に聖性すら帯びる小悪魔的な少女の媚態、ユーモアとエロスが織り交ざる独特の雰囲気など森奈津子が森奈津子たるゆえんがたっぷり堪能できる隠れた名作。
収録作もバラエティーに富んでいて楽しめます。」
まとめ からくりアンモラルってどうなの?
「女にしかわからないエロ」「理想としていたエロス」など、百合ものの巨匠とも言われる”森 奈津子”さんの作品ということもあり口コミこそ少ないがかなり高い評価を獲得している印象の本作。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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