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気になる百合小説その7 ”官能と少女”の詳細を見る

官能と少女ってどんな本?

官能と少女ってどんな本?

書籍説明
卑猥な宝石に恋する少女趣味(ロリータ)ファッション店員、美少年の生徒に慕われる幼児体型の養護教諭、アイドルの夫の帰りを待つ幼妻、可愛い恋人がありながら不倫するSM女子、優しく賢く美しい叔父様に引き取られた少女、「眠り姫」と綽名される女子大生……薄い胸、華奢な四肢、可憐な顔立ちで周囲の欲望を絡めとる少女たち。その刹那のきらめきを閉じ込めた異端にして背徳の恋愛短篇集。R-18文学賞受賞作家が描く愛の毒6篇。

その他情報

  • 著者:宮木 あや子

官能と少女の口コミ・レビュー

「まだ宮木あや子を知らないあなたへ
夏の暑い日に読み始めて、寝る間も惜しんで一気に読みました。これぞ、宮木あや子という世界観にやられた。時代物や歴史物なども読みましたが、世界観はブレないって感じがしました。やはり主人公の女性のクセのある描写が上手いなと思いますし。また読みたくなる。
こちらの本もまた読みたくなる1冊になりました。短編と言うところも短く宮木あや子の世界を知りたい方にはオススメです。」

「最高の短編集
短い百合小説を花束にしたような作品でした。
短編が数本載っていますが、さすがは宮木先生。どの小説も上手い文章で描かれ、儚さ、切なさ、悲しさ、重さ、エロスが丁寧に描写されています。
百合以外の話もありますが、それはそれで面白さがありました。
表紙や挿絵も雰囲気にあっており、☆5つじゃ足りないくらい満足でした。」

「いわゆる官能小説ではないと思います
タイトルとカバー絵で購入しました。
短編が6つ収められています。
・コンクパール
・春眠
・光あふれる
・ピンクのうさぎ
・雪の水面
・モンタージュ
あとがき、解説はありません。

全体に暗く、退屈です。そもそも全然エロくないし、、、
もちろん~エロ小説を買った訳ではないので~
そんなにエッロエロの物を期待している訳ではないのですが~~
《これが官能ですか?》とは思う。
幼さの残る乙女たちの甘く切ないアレコレをちょっと夢想してしまった
おっさんのトキメキ心は粉々に撃ち砕かれましたよ?

タイトルに官能とありますが、いわゆる官能小説ではないと思います。
(この辺の線引き、定義は人によって違うと思いますが)
そこに期待する方は読まぬが吉です」

「読み返すほど、すごい小説だなとじわじわくる
可愛エロいな…と思って読み始めたら、
うっかりとんでもなく心を抉られました。
読み返すほど、すごい小説だなとじわじわくる感じです。
各短篇のどこかしらで、少女(や少女の殻を脱げない女)たちが
血を流す場面が出て来るのですが、少女が出血するのって、
ある種、大人への通過儀礼的な象徴的出来事じゃないですか。
それをアブノーマルだったり、ときにはイリーガルだったりする性愛のなかに
さらりとまぎれこまさせて、彼女たちの愛と欲望の行きつく先を描くのって、
すごい高等技術です。
少女の先は大人の女だけど、少女は大人の女になる代償になにを喪うのか、
逆に少女に留まろうとすればなにを喪うことになるのか。
最後に、希望があってよかったです。」

まとめ ”官能と少女”ってどうなの?

まとめ ”官能と少女”ってどうなの?

『江戸時代を舞台にした小説『花宵道中』で第5回R-18文学賞大賞と読者賞を受賞しデビュー』など、今や人気作家となっている”宮木 あや子さん”による本作。
口コミを見ていくと短編集ということもあり読みやすいこともあって人気となっている印象。
また、真正面から”官能小説”として読むと少々期待はずれになるとの声も見受けられました。

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

また、キンドル・アンリミテッドなら月額980円で本作品含め和書12万冊以上、洋書120万冊以上が読み放題になるとのこと。
気になる方はぜひチェックしてみてください。

コメントお待ちしております。

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